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日本では古くから、一足早く春の訪れを感じさせる「梅」が花の代表として親しまれていました。
縁起の良い花としてお正月の飾りで使用されたり、食品としても日本人の文化に密接に関係しています。
梅の花が終わると、梅の実を漬け込んで梅干しや梅酒にしている文化も、現代まで継続しています。また、最高級ブランドとして紀州の南高梅は、日本だけでなく、海外からも注目されています。
昔ながらの酸っぱい梅干しも人気ですが、アレンジされた塩分控えめの梅干しや、はちみつで漬け込んだ梅干しも近年人気があります。
日本のスーパーフードとして注目されている梅干しは、今後もますます日本の文化のひとつとして親しまれていくことでしょう。
梅の花は古来から親しまれています。そのため、梅柄の家紋も多く存在しています。歴史上で「梅鉢」を家紋に持つ家柄として有名な家系として、加賀百万石の大名として知られていた前田家が挙げられます。
また、学問の神様・菅原道真がまつられている太宰府天満宮なども梅の紋を使用しており、昔から梅が家紋として日本の文化に浸透していたことを物語っています。
実際、梅の字がつく苗字や地名も多く存在しており、土地の領有を宣言したり、地名を家名としていたなど、梅にまつわる言い伝えが数多くあります。
また、梅をモチーフにした文様も多種多様あり、梅の花が愛されてきたことが分かります。
梅の木は、中国を原産としています。中国最古の薬物学書「神農本草経」には、梅がすでに記載されているため、約2,000年前から知られているようです。
中国から日本に梅が伝来してきたのは、約1,500年前、薬用の鳥海(うばい)として渡来したと言われています。
これは漢方薬のひとつで、青梅を乾燥させたもので、見た目がからすのように黒い色をしていたため、そのように呼ばれていたようです。
奈良時代の万葉集には、梅を謳った詩が多く残されています。その後、平安時代になると、梅干しは薬用として使用されるようになったようです。鎌倉時代には、食タウに梅干しが並ぶようになり、食品として親しまれるようになります。
梅干しの栄養や携帯がしやすい保存食であることから、戦でも用いられていました。その後も、梅は日本人の生活に常に密着し、現代に至っています。
近年では1950年代に、最高品種の南高梅が誕生し、日本一の高級ブランドとして知られています。