
梅資格の完全攻略サイト
日本では昔から「梅干しの1つで医者いらず」、「梅はその日の難逃れ」という言葉が言い伝えられています。そのようなことから、家庭の常備薬として健康や美容のために、梅干しが親しまれています。
この効果は日本だけでなく、海外でも日本のスーパーフードとして近年注目されています。梅干しの効果はただの言い伝えではなく、化学的な根拠もしっかりとあるのです。
梅干しにはさまざまな効果や効能が期待できるのですが、その中でも疲労回復と老廃物除去効果について詳しくみてみましょう。
梅干しに含まれている酸味成分のひとつ「クエン酸」には、疲れの原因となる乳酸や水を二酸化炭素へ分解し、体外への排出を促す作用があります。
また、糖質の代謝を促進させ、エネルギーへと変換させる働きもあります。つまり、疲れの原因を除去しつつ、エネルギーを生み出してくれるので、疲労回復へと繋がることになります。
疲れが溜まっている時は食欲も低下しがちですが、クエン酸には唾液を分泌させ、食欲を増進させるパワーもあります。それに加え、胃液や消化酵素の分泌を高める効果もあるので、消化吸収率アップも期待できます。
栄養バランスのとれた食事をとれるようになることも疲れにくい身体作りにも貢献してくれるでしょう。特に暑い夏の時期は、夏バテで疲れるだけでなく食欲も低下しがちです。
そんな時は、梅干しを食べ、汗と一緒に流れ出た塩分やミネラルを補給しつつ、クエン酸で疲労を回復させるようにしましょう。
梅干しに含まれているクエン酸やリンゴ酸などの有機酸には、疲労回復だけでなく、体内に溜まる老廃物を体外へと排出を促す作用もあります。体内の糖質をエネルギーへと変換させることで、腸内環境も活発になります。
そのため、体内に老廃物が溜まるのを抑えることが可能で、それが便秘改善にもつながります。「1日1個で医者いらず」という言い伝えがあるように、梅干しを毎日食べる事は、さまざまな効果や効能を得られるという事になります。
しかし、梅干しには塩分が多く含まれているという側面は軽視できない問題です。1日1個程度では食べても問題はありませんが、塩分を控えた食事が必要な方にとっては、減塩の梅干しにするなど工夫する必要があるかもしれません。
いずれにせよ梅干しの食べ過ぎは体に悪影響を及ぼしてしまうので、適切な量をとる事を心がけ、上手に健康・美容効果や効能を得るようにしていきましょう。