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梅の分類・特徴まとめ

梅は何科の植物?

梅には実のなる「実梅」と、花を楽しむ「花梅」で大きく分かれていおり、バラ科の仲間に分類されます。具体的には、梅はバラ科・サクラ亜科・スモモ科に属しており、学名はウメPrunus mume Sied et Zucc、英名はJapanese apricotとなっています。

梅の分類・特徴まとめ

そのため、梅はモモやアンズ、サクラの仲間になります。落葉高木で、高さは6mほどに成長し、早春に花を咲かせます。

花弁は通常白の5弁ですが、現在、確認されている園芸品種は500種類以上もあると言われています。

梅の原産地はどこ?

梅は、中国の四川省から湖北省周辺中部を原産地としていると言われています。古来日本へ渡来し、九州の大分県で野生化していました。

江戸時代に入ると、梅の品種改良が盛んになり、時代とともに花は鑑賞用、果実は食用として、日本各地で栽培されるようになってきました。

日本にいつ頃、梅が渡来したか正確な年代は分かっていませんが、菅原道真が梅を好んでいたことは歴史で伝わっています。

そのため、おそらく平安時代の850~900年頃には、梅は身近な植物として親しまれていたことが考えられます。

また、学問の神様のシンボルに、梅の花が使用されていることからも、古くから梅が多くの方に愛されていたことが分かります。

梅の分類

梅とアンズは、開花期もほぼ同じで自然交配しやすいため、アンズの遺伝子の交雑性を基礎としています

大きく分けると3種類の系統に分類されています。それは、「野梅系(やばいけい)」、「豊後系(ぶんごけい)」、「緋梅系(ひばいけい)」と、「杏系・アンズ亜属」品種です。

これらには次のような特徴があります。

  • 「野梅系」は、本来の梅に近い系統です。小枝が多くて葉は小さく、花は白か薄紅色をしています。一部の品種にはトゲがあります。野梅系はさらに、野梅性・難波性・紅筆性・青軸性に分かれています。
  • 「緋梅系」は、紅色が多く、木部が赤いのが特徴的です。唐梅(カラウメ)、つまり、ロウバイは緋梅系に該当します。緋梅系はさらに、紅梅性緋梅性・唐梅性に分類されています。
  • 「豊後系」は、枝が太くてよく伸び、葉と花がとても大きいのが特徴的です。葉の表面には毛が生えており、香りは比較的少ないです。豊後系はさらに、豊後性・杏性に分かれています。
  • 杏系・アンズ亜属は、梅よりもアンズに近い品種で、枝が細く、葉も小さいのが特徴となっています。豊後系の一種になります。

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